こんにちは。
Myrteアロマテラピースクールの「Myrte(ミルテ)」とは、
ドイツ語でマートルの事をいいます。
学名は、Myrtus communis
フトモモ科 ギンバイカ属の常緑灌木。
花言葉は「愛」
マートルの名前は、ギリシア神話ではミネルバ(智恵、工芸の女神)が愛した美女ミルシーヌ(Myrsine)に由来しているという説があります。
そんな小ぶりのマートルの花が好きなので、直感に従い、これをスクール名にすることにしました。
マートルの花の様に、「知的で麗しい大人の女性になる」をコンセプトにイメージして名付けました。(目標は高く!汗)
私は、絵画が子供の頃から大好きで、特に1445年にイタリアの花の都フィレンツェに生まれた
サンドロ・ボッティチェリの描く絵画には、心に響くものを感じます。
彼の描いた「ヴィーナスの誕生(The Birth of Venus)」は心を動かされたものの一つです。
その中に描かれている、中央の美しいヴィーナス。向かって右隣に描かれている女性、フローラ。
このフローラは「時」を表しており、その女性が着ているのは、
矢車草の柄のドレス、バラの花のつるの腰紐。そして銀梅花(Myrte)のネックレス。
元々好きな花が、好きな画家の絵画に描かれていると聞いたら、放ってはおけません。
ルネサンス時代にボッティチェリがメディチ家のために描いたこの絵画が意味するところは、
ヴィーナス=春 がメディチ家を訪れているということを表し、
それを迎える女性(フローラ)=時 には花々がちりばめられている。
お祝いの時には欠かせない神木の花です。
今でも結婚式などのお祝いに使われる、縁起の良い上品な木です。
イギリスでは、古くは花嫁の花束にオレンジの花とともにマートルの枝を入れることが習慣で、
その枝をブライドメイドが持ち帰り、帰宅したら庭にその枝を植えていました。
それにより、その友人の庭には数年後にマートルの花が咲き誇るのです。
こうして、マートルは結婚に縁のあるハーブとして人々に親しまれてきたのは、愛の象徴の木だからこそです。
このマートルの木のように、人々が集まり、アロマやハーブ、お花を通して幸せになれる場所(スクール)を
提供したいと考えています。
~補足1~
愛と美の女神ヴィーナスは、ギリシア神話でトロイアの王子パリスに金のリンゴを差し出された時、
マートルの枝の冠を頭につけており、彼女に付き添う美女たちもまた、香りの良いマートルの枝のネックレスを身に付けていました。
古代ギリシア人は、ローレルと同様に権威の象徴として勝利者にこの枝の冠を与えたという説もあります。
*ローレルは、オリンピックの勝利者が頭に載せる冠です。
~補足2~
和名では「銀梅花」といいます。
咲き始めの花が梅に似ていて、その後、無数の雄しべが伸びて広がると真っ白の花弁と重なり、
銀色に見えることから、そう名付けられたそうです。
Myrteアロマテラピースクール