11/26(火)に東京農業大学(世田谷キャンパス)で、
「森林・木材から手に入れるアロマの世界」~アロマキャンドルをつくろう~
というタイトルの大変興味深い一般向けのオープンカレッジに参加して参りました。
東京農業大学のOGですが、お恥ずかしながらオープンカレッジの存在を知らず、
大学時代にお世話になった准教授に紹介いただき、今回初めての参加となりました。
地域環境科学部の教授お二人と講師の先生の3名で
木材から採れる精油成分の機能性を紹介した講義、
成分の機能性を活かしたアロマキャンドル作りの指南、
精油成分の抽出実験を演示してくださいました。
13時から3時間の講座でしたが、実験・講義・キャンドル作り実習と盛沢山で、時間を忘れる充実した講座でした。
貴重なお話と体験をさせていただき、ありがとうございました。
以下はメモです。
精油の抽出実験では、東京農業大学の奥多摩演習林のヒノキとユーカリが使用されました。
<熱水蒸留法によるユーカリ葉の蒸留実験>
日本薬局方 生薬試験法
マントルヒーターでフラスコの中のユーカリ葉の入った水1ℓを熱する。
ユーカリ精油
蒸留を始めて約3時間後の写真。(下)
グリーンの部分がユーカリ精油。1㎖以上の精油が確認できました。
その下の透明の液体はユーカリの芳香蒸留水。
教授曰く、緑色は葉緑素が出てきているのでは?とのこと。
<熱水蒸留法によるヒノキの蒸留実験>
ヒノキ科ヒノキ属 Chamecyparis obtusa Sieb.er Zucc.
ほぼ同じ時間に蒸留をはじめても、ユーカリよりもヒノキの精油の方が採れる量は少なかった。
<アロマキャンドル作り>
ヒバ:ヒノキ科アスナロ属 Thujopsis dolabrata Sieb et Zucc.
ヒバの精油を使ってキャンドルを2つ製作させていただきました。
ヒバの精油以外にオレンジ精油もありました。
ヒバの香りとキャンドルの炎に癒されます。
ヒバとヒノキの精油のお土産付き!
こちらも東京農業大学の奥多摩演習林のヒバとヒノキだそうです。
私も奥多摩演習林で宿泊実習したことありますが、
クマが出る程(実際遠くに見ました)の山深いところなので、
色んな木のアロマ素材が沢山あって本当に羨ましい限りです。
そんな森の香りをぎゅっと凝縮したアロマって、
森や自然を近くに感じることができて本当にありがたいものです。
このヒバやヒノキの香りから奥多摩演習林を感じます・・・!
部屋中良い香りに包まれて・・・
Myrteアロマテラピースクール