2024/8/17 sat 10:15~12:00
「雑草という名の草はない。すべての草には名前がある」
と昭和天皇は仰ったそうです。(1965年/昭和40年)
かの有名な植物学者 牧野富太郎博士が記者の取材を受けた際、”雑草”という言葉に対して指摘をしたというエピソードがあります。
「世の中に〝雑草〟という草は無い。どんな草にだって、ちゃんと名前がついている。」(1928年/昭和3年)
道端の草、庭に勝手に生えてくる草の一つ一つに名前がある。
それらは「雑草」とひとくくりにされがちですが、
見方を変えれば、素敵な薬草だったり、食べられるエディブルフラワーだったり、可憐な花を咲かせていたり。
色んな側面が見えてきます。
どくだみも雑草とひとくくりにされがちな、その一つ。
けれども、生薬名は”十薬”と呼ばれ、日本の三大民間薬草としても古くから活用されてきた歴史があります。
どくだみは「毒や痛みに効く」からその名がついたという説もあります。
多年草で生命力も強く、毎年勝手に生えてきてどんどん広がる…
そして生えている時から香りが強いので敬遠されがちですが、
お茶にすると香りもまろやかになりそんなに嫌な香りではありません。
個人差はあると思いますが。。
先日、虫よけアロマのレッスンを受講してくださったママ友が、
お庭のどくだみを持参してきてくれて、蒸留会をしました。
蒸留を始めて数分でどくだみの香りが部屋を包んできました。
「これまで、どくだみの事が嫌いだったけれど、今は可愛く思えてきた」
とのことです!
どくだみの良さに気付いてもらえて、なんだか、こちらまで嬉しくなります。
1時間弱程で蒸留が終わり、どくだみの芳香蒸留水を味見してみましたが、
全く苦くなくて甘味を感じる美味しいお茶、という感想でした。
抗菌(皮膚疾患、排膿)、解毒、利尿などの効能があるので、身近にあるならば使わない手はありませんね。
芳香蒸留水は化粧水として使用できます。
Myrteアロマテラピースクール